Self Introduction


自己紹介

2021年修士卒です。
各種、製作物や取り組み、スキルについては左側のタブから飛んでください。

ここでは、ぼんやりと人柄が伝わるような自己紹介もとい自分語りをします。 若い時に書いたものがベースなので恥ずかしいですが、あまり加筆はせずいこうと思います。

どんな仕事をしたいのか

データ分析に関わることを仕事にしていきたいと考えています。

特に 多変量な(多次元な)データの特徴を低次元に落とし込み、可視化・予測につなげていきたい というものを大きな目標として一つ持っていて、物事をベクトルで表現し、演算可能にするという領域に興味を持っています。また、数値化しにくいものを数値化して評価するというのも面白いと思っています。

理由としては、後で再び話題にあげますが、好きな本である「ハッカーと画家」に書いてある ハッカーとは、物事の仕組みを理解しデザインする人のことである という考え方とつながりがあると思っています。

自身の興味の対象として大きく分けて2つ

  • 物事を自動化して楽に作業ができるようにしたい
  • どうしてその物事が起きているのか、裏にある法則を知りたい

というものが挙げられます。
そのため「データから何らかの現象の法則性を掴み、それを予測につなげることで何か今までの面倒が解消される」といったことに繋げていきたいということについてのモチベーションが強くあります。

また、自然言語処理でよく使われるようなEmbeddings、いわゆる物事をベクトルで表現する分散表現についての分野に強く惹かれ、興味を持っています。 物事をベクトル表現で表し、そのベクトルによって演算を行えるということに非常に魅力を感じています。

一方で、それを支えるデータ基盤の整備というものにも魅力を感じています。
特徴量エンジニアリングやそれ以前のスクレイピングやデータベース構築も好きです。

物事を整理していくのが割と好きで、 便利なものを作って誰かの役に立つのはいいものだという考えが根幹にあります。

プログラミングを始めたきっかけ

プログラミングを始めたきっかけについて。
あまり理由はわからないのですが、なぜか「自分はプログラムを書くことを将来やっていきたいな」と中学生くらいの頃から特に根拠もなしに思っていました。とはいえ大学入学までパソコンが手に入らなかったので、それまでプログラムを書く経験はなかったと思います。それでもなぜかプログラミングをやりたいというところがブレたことはありませんでした。思うにプログラミングというか情報分野の持つ「顔も知らないような人と繋がることのできる無限の可能性」に引かれていたのだと思います。(もしく単純にゲームが好きだったのでゲーム=プログラミングくらいの気持ちだったのかもしれませんが。)

私は本を読むことも好きで、プログラミングに関連する本で自分の考え方に大きな影響を与えている本にハッカーと画家という本があります。

この本は作者がweb上で公開しているエッセイをまとめたもので、有名な本なので知っている人も多いと思います。単純に読み物として面白いので個人的にもおすすめです。 web上で見ることもでき、日本語訳もあります。無料で読めるポール・グレアムの「ハッカーと画家」+αの日本語訳のみのまとめ

このエッセイにはプログラミングを描く人に限らず、ものを作る人なら共感できることがたくさん書いてあります。
例えば(少し意訳が入っていますが)

  • 「ハッカーと画家に共通することは、どちらもものを創る人間だということだ」
  • 「プログラミングはスケッチの様に書いては消し、書いては消しのサイクルでより良いものを作っていくのだ」
  • 「ハッキングには周期があり、ある時は新しいプロジェクトに夢中になって、1日16時間それをやり続ける。別の時には何も面白いと感じられない。」(これは別に何もしていないというわけではなく、頭の中でアイデアを練る時間が必要であるという意味で書いてあると僕は解釈しています。)
  • 「ハッカーは、良い道具とともに、おもしろいプロジェクトを欲する」

などなど、いろいろ自分にとって共感できることがたくさん書いてあるため、私の人となり・考え方をこの本はよく表している思います。

中でも、本の中で一貫して書いてあることの一つ ハッカーとは、物事の仕組みを理解しデザインする人のことである という考え方が自分にとっての一つ大きな価値観となっています。

目指すエンジニア像

結論から言うと「一緒に話(議論)をしていて楽しい人」これが僕の目指すエンジニア像です。

少し章タイトルから外れたところから話を始めますが、何度か就職活動上で「苦手/嫌いなタイプの人はどんな人ですか?」というような質問を受けたことがあります。

企業側としては、この質問で「社風に会う人かどうか」など私の人柄を判断する意図があるのだと想像していますが、個人的にはこの質問は割と苦手な質問でした。
というのもあまり特定の苦手なタイプの人っていない…というより心がけとして、ステレオタイプに人を判断しないようにしているからです。あんまり話が合わないなと思っても、違うことについて話したらすごく楽しかったというような経験は何度もあります。人には全く別の面があり、そう簡単に判断するものではないと考えているからです。

しかし、答えを求められるなら私はいつも「高圧的なタイプの人が苦手」と答えてきました。理由としては相手を萎縮させて建設的な意見が出てこなくなるなどが挙げられます。また自分の「ステレオタイプに人を判断しない」というスタンスを無視して、上から自分の意見を押し付けてくることが多いからです。

反対に「どんな人と一緒に仕事をしたいと思うか」については就職活動上ではあまり聞かれたことがありません。ただ、長所は短所の裏返しという言葉もあるように、上記のような質問をされた際に、この問いについてもよく自分は考えます。

ここ最近まで、なかなかピンとくる答えは出せなかったのですが、最近「一緒に話(議論)をしていて楽しい人」がこの問いの答えだと感じました。

どうしてこう思ったのかというと、自分の尊敬する人と話していると、話す前には思いついてもいなかったようなアイディアが湧いてきて非常に議論が楽しいと感じたのがきっかけです。仕事を・研究をしていく上で、相手の意見を封殺して自分の意見を押し付けてくるような人と話すことは、非生産的な行為です。なぜなら相手にとってすでに考えは決まっていて、あとは後ろ盾が欲しいだけだからです。反対に意見を否定せず、自分と相手との相乗効果でより良いものを生み出していける、そんな人と一緒に働きたい。 ひいては自分がそんな人間になりたいと思うようになりました。

少し遠回りをしながら話しましたが、「一緒に話(議論)をしていて楽しい人」これが僕の目指すエンジニア像です。


もう少し書きたいものがある気がしますが、長くなってしまったので一旦ここでおしまいにします。